WEBプログラマーがガス屋さんになったら

ITからガスへ。業界に一風吹かせようと奮闘中。

AIによる自動応答はガス屋で導入可能か?

政府はAIやらIOTやらを活用して、なるべく人の手がかからないように勧めているようです。

ふと、私がやっている電話応対業務をAIで処理していけるのか考えてみましたが、結構ハードルが多そうです^^;

 

1.お年寄り世代の言葉は、音声を文章データ化しにくい

「うちんげ~ふろんゆをわかすっとがですよ。きのうからうごいちょらんとですが。」

まぁ、日本人が聞いたらぎりぎり分かるか分からないか程度の諸県訛り^^;

これ、多分Siriも変換してくれないでしょう。

が、これ以上に訛りが強い会話なんてしょっちゅうあります。

果たしてAIにここを乗り越えられるのか?

 

2.製品の名称を知っているとは限らない

「この、家の中にある四角いガスを調整するやつなんですけど、何か変なんですよ」

なんのこと?と、ガス屋さんが聞いても謎な会話ですが。そんな電話もよくあります。

「ファンヒーターですか?」「給湯器?」「湯沸かし器?」

結果よくわからず、結局現地に行ったらお風呂のリモコンでした。

これは、AIに「部屋の中の四角いもの」について「リモコン」と言うものを学習すれば解決するのか?

 

3.AIによる対応に対するお客様の嫌悪感

音声ガイダンスに沿って電話するのすらストレスを感じる層の人たちにとって、人間ではないシステムに回答されることは、言い知れぬストレスかと。

ガス屋はこの辺のコミュニケーションを大事にしているので、自動化はしない方がもしかしたら得策なのかもしれません。

人手はかけない方向で進まないとこの先立ち行かなくなるのは分かってはいますが、何を残すべきか。考えないといけないですね。

 

そんなこんなを考えて、まだ先のことだな。。と勝手に結論づけました。

久しぶりの投稿

大分さぼってましたね^^;

しばらくバタバタ続きだったので更新してませんでした><

一回休むと復活はしんどいですね。。

 

さて、バタバタしていたのにもそれなりに理由がありまして。

 

一般のガスのお客様は、まず意識することはないと思いますが、LPガスの販売はある一定の規模(70戸以上)の供給になってくると、適用される法律が変わってくるのです。

ざっとしたイメージ

LPガス(一般のご家庭、中程度までのマンション)

LPガス(70戸以上の団地、マンション)

③都市ガス

 

といったところでしょうか。

なので、我々のような小規模なガス会社は①の範囲で事業をしていることが多いのですが、少し大きなお話を受けようとすれば②の事業を開始しなければならないのです。

ガス事業法が改定される前までは②は「簡易ガス事業(簡ガス)」と呼ばれていました(今もこの呼び方の方が話は通りやすいです)。

 

で、今回②の依頼が来たのですが、これがまた申請等々もろもろ手続きが必要でして。

必要な免許も違うので、頑張って勉強して免許も取得し、ようやく申請までこぎつけました^^;

 

ガスの自由化、なんてことを耳にした方も多いと思いますが、この自由化が適用されるのは②と③です。

①のお客様は、そもそも任意でガス会社を選ぶことができるのです。

③の自由化は、地域差はありますが徐々に始まっています。

 

今回は②の申請なのですが、正直②の取扱いは法的にも微妙な立ち位置かなと感じます。

③の事業者(大手都市ガス会社)は、そのまま「ガス小売事業者」となりますが、②は「みなしガス小売事業者」となっています。

「みなし」には、色々な規制がついてきており、自由化は実質ほとんど始まっていません。

というのも、仮に②が自由化されたとしても、ガス会社を変更するにはマンション1棟丸ごと変えないといけないので、オーナーの意思と切替先のガス会社が供給設備を買い取るなどの初期投資が必要となり、頻繁に起きるようなことではないのかと思われます。

そのため、料金が自由化されたとき、不当につり上げる業者が出て来てしまうことを予測してか、「みなし」には料金体系の監視がつけられたままになっています。

 

ちなみに、③は同じマンション内でも1戸ずつ違うガス会社と契約ができる(予定?)ので、競争原理が働きやすいため、こういった監視はついていません。

 

今回我々は②の事業でのスタートなのですが、新規の登録なので「みなし」はつかないそうです。かといって、料金を高くつり上げるわけではないですが(笑)

 

ガスの自由化、われわれももしかしたら参入できるようになれば色々なサービスが展開できるので面白いと思うんですが、どうなることやら^^

 

システム導入の壁になる2つの不安

私がガス屋になって1年近く経ちました。

 

当初はガスに関する知識がまるでなかったので、「できることを精いっぱい!」と前職の経験からホームページの立ち上げ、社内システムの構築なんかをやってみたわけです。

 

始めは社員も物珍しさから「すごいですね~!」なんて感激している雰囲気は出してもらえました。

が、結果だけ言えばあまり浸透せずに1年過ぎようとしています(笑)

一応、紙ベースで管理していたのがRedmineに以降できたので良しとしています^^;

積極的に吸収してくれたのは事務員さんだけかな。

 

ただし、これは現場の社員が悪いわけでなく、私の進め方に問題があったんだと思います。

先日メーカーさんにこんな一年でしたわ~と話すと、システム導入に対する壁は2つの現場心理にあるとおっしゃっていました。

 

・仕事が「増える」んじゃないかという不安

・仕事が「無くなる」んじゃないかという不安

 

まぁ、何となくわかる気がしますが^^;

 

うちの例で行くと、事務員さんがRedmineで発行したチケットの内容がLINEグループに飛ぶようにIFTTTを使って連携しました。

が、誰もLINEを見やしませんw

作った側としては、いちいち電話しなくても全員で案件共有できていいじゃん。近くにいる人が対応に行けばいいじゃん。と思って画期的だなと思ったのですが、「画面が割れるから現場でスマホ持ち歩きたくない」とのこと。。

この時、社員の中にあったのは「余計な仕事が増えること」への不安だったのかもしれません。

今までは事務員さんが誰彼に連絡しまくっていける人を探していたものが、近場を走っている自分が自主的に取りに行くことを求められる。

電話で済んでいたことが、文字を入力しなくてはいけなくなる。

 

この件は1年間通じて攻防があったのですが、最終的に私の心が折れました^^;

一応システムとしては残ってますが、使っているのは私だけです(T T)

まぁ、悲しみに暮れた時もあったのですが、やはり現場の文化というのもあるのです。

基本的に現場の方々は単独行動なので、ちょいちょい他の人と会話がしたいような気がしました。

つまり、通話が無くなってしまうことが嫌なのかな?と感じます。

一日中なりっぱなしの電話(ガラケー)の先には社内外、お客様、メーカー、色んな人がいるようです。

その人たちとのコミュニケーションを大事にしているのかな?とも思いました。

 

 

仕事が無くなる、という不安もあったようです。

「こんなに改善されたら、私の仕事無くなっちゃいますね」というドストレートな言葉や、「いや、この業務は無駄に見えるかもしれませんけど、こういう別の意味でも役にたつから大事な削減しちゃいけない業務なんですよ」といった変化球まで、色んな表現で表されますが、根底には仕事が無くなることへの不安だったのではないかな?と思います。

メーカーさんの体験談で、ある社長さんに「こんなシステム使って改善されたら、うちの社員の仕事が無くなるじゃないか!」と本気で怒られたそうです^^;

経営者というのは雇用のことも考えないといけないので一概に否定はできないですが、「空いた時間をもっと有意義なことに使いましょうよ」というのまでセットで説明しないといけないのかもしれないですね。。

 

この記事を読んでいる方で、もしシステム導入で現場の反発にあったら、私の体験談を思い出してもらって、めげずに改善をしてもらえればなぁと思います^^;

私も、めげずに頑張っていきたいと思います!

 

 

次世代タクシーはLPガスのハイブリッド車

toyota.jp

 

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タクシーはガソリンじゃなくてLPガスが燃料に使われているケースが多いことは以前書きましたね^^;

 

この度トヨタが発表した次世代タクシー「JPN TAXI」は、LPガスと電気のハイブリッドだそうです!

燃費もいいみたいですね^^

 

消費者の目につくところでは、後部座席にUSB充電源があったり、Felicaで支払いがスムーズにできるようになってたり。

外観もちょっとおしゃれですよね^^

東京オリンピックに向けて準備してるのかなぁと勝手に推測しました。

 

東京だけじゃなく、都城でお目見えできる日を楽しみにしています!

Xperia Touch 凄かった

trendy.nikkeibp.co.jp

 

更新が止まってましたが、遊んでたわけではなく「液化石油ガス設備士」なる免許の取得のため、茨城に2週間合宿に行ってました^^;

Wi-fiもなかったので、しばらくPCも開かず配管組む練習してました

 

さて、関東に行くことも少ないので、一日だけあった休みに銀座のソニーショップに行ってきました。

手振れのしないアクションカムも感動したのですが、「Xperia Touch」が一番衝撃を受けました!

Xperia Touchはスマホの画面を壁や机に映し出すことができるプロジェクターなのですが、一番の特徴は「映し出された画面をタッチ」してスマホを操作することできるんです!

デモではマリオRUNで体験させていましたが、ジャンプのタイミングも違和感なく、長押し~離すまでのタイミングもばっちり!

存在は知っていたのですが、実際に体感すると技術の進歩をより体感できますね^^

 

ただ。。価格が14万円と結構なお値段。。

5万円台とかなら奥さんを説得できるかもしれませんが、ちょっと今の自分の稼ぎでは厳しいですね^^;

流行って量産されれば価格も下がると思うので、いつか我が家も手が出せる日が来ることを期待します。

ガス業界でいかに独自性を出していくか?

ちょっとブログの趣旨から外れてきたので戻ります^^;

 

さて、プロパンガス業界に入って早10ヶ月。

色々とカルチャーショックを経験しましたが、それなりに業界が見えてきたころかなと思います。

 

プロパン業界、というか不動産業界もかかわるかもしれないですが、プロパン物件は結構賃貸物件であることが多いです。

 

難しいところですが、建物にどのプロパン販売店からガスを供給するのかは、入居者様ではなくオーナー様になります。

しかし、ガス代を支払うのは入居者様なわけです。

ここに付け込んで、オーナー様にはいい顔をして、入居者には手厳しく料金を吊り上げたりするような業者もいたりします。

こういう業者のせいでプロパン業界が汚く見えてしまうことは大変腹立たしいのですが、商売であれば法を犯していない限りはこれらと闘っていくしかないわけです。

 

現状、ガス屋はガス以外にエアコン等の電化製品をサービスとして設置するなどでオーナー様に還元するなど、かなり無理をした取り合いを行っています。

これらを防止する目的で、料金透明化(エアコン代をガス代として含んでいるなら利用者にその旨を伝える等の義務)が今年から施工されていますが、浸透しているのかな?という疑問はあります。

正直者がばかをみるようじゃ困るので、政府にはしっかりと徹底させて欲しいところです。

 

お国のやることはお任せするとして、直近でこれらの業者と闘わなくては生きていけない訳です。

真っ向からエアコンをタダで提供するような無理は自分にとっても痛いし、業界としてもダメな風習を助長してしまいます。

だからと言ってオーナー様に我慢(?)していただく事も難しい。

 

何か策はないかと考えたところ、自分が好きなガジェットとかIoTとかのサービスを提供できないか?と思いつきました。

部屋をちょこっとIoT化して、「IoT対応物件」何て形で売り出す。

リモコンを外出先で操作する程度の設備なら、低コストで提供できそうですし、入居時に毎度入居者への説明をする、なんて手間はガス屋さんにしかできません。

物件の魅力があがれば、入居率アップにも貢献できますし、オーナー様にとってもうれしいことではないでしょうか?

 

今こそ、自分のオリジナリティが活かされるとき!

と意気込んで、何か新しいことを始めてみようと思うのでした^^

新しいVAIO S11が出るらしい!

www.itmedia.co.jp

 

今年から使ってるVAIO S11ですが、新型がでるみたいですね^^

 

使っている者として、結構気に入っているので、予算に余裕がある友達には勧めています(笑)

 

おすすめポイント

・ノートPCとしては珍しく、SIMを挿せばLTE通信ができ、田舎のWi-fiのない環境でもネットに繋げる

・軽い(1kg未満)

・丈夫(らしい)

 

逆に、う~んと思っていた点があったのですが、見事に改善したようです!

・SIMのスロットがむき出し → 保護カバーがつくそうです

HDMI出力端子がない → つけたみたいです!

 

特にHDMIについては、たま~につなぎたくなることがあったので、よかったのではないでしょうか?^^

 

テザリングがあるじゃーん」

なんて心無い声も浴びましたが、docomoからIIJに移った時点でテザリングなんて使えなくなっているので、ファミリー割であまったSIMカードをPCに挿しっぱなしにして、外出時はガンガン使っています^^

 

ちょこっとならプログラミングしても苦にはならなかったので、あちこちPCを持ち歩き、そこそこ高度な作業、高負荷な作業をする方にお勧めできる機種かもしれませんね^^