働き方改革はどの業種にも必要
IT→ガス業界に移って、大きく変わったのは退社時間だ。
これまでが平均21~22時くらいまで会社にいたのが、今では18時に会社にいないことが多い。
土曜日の休みが無くなったにせよ、1日3~4時間社外で過ごす時間が増えるというのは生活が劇的に変わる。
1つに本を読む、運動をするなど、自分のやりたいことができるようになった。
「土曜日にまとめて読む!」「1日中運動してやる!」などと意気込んでもできないのは過去の体験が証明している。
平日にそういった時間を1時間はさむことができるようになるのは素晴らしく人生が好転する気がした。
次に、家族と将来について話す時間が増えたと感じる。
時間ができたことで、家族と人生にとって重要なテーマについて目を向けることができるようになったのはすごく大きいと思う。
「いつかやらねば」こそ優先すべきだ。と言うのは仕事の上では理解できるのに、自分や家族のことになると意外と疎かにしてしまっているというのは、私だけではなく多くの人が共感されるのではないだろうか。
仮に意気込んで「よし。やるぞ。」と思っても、そういった課題は長期間必要になることが多く、毎日が夜遅くに帰っている職業では解決は難しいだろう。
私は結婚して3年たつが、まだ子供はいない。
考えてはいたが、実際にどれほど行動を起こせていたかと言われると、無いに等しかっただろう。
転職後しばらくして「妊活」というテーマを夫婦で共通課題とした。
そして、半年をかけてようやく兆候が表れ始めた。
おそらく、私にとっては前職のままでは難しいことだったと思う。
退社後の時間が物理的に増えたことが、良い方向に進めてくれたのだとおもっている。
これらは、前の会社やIT業界を批判するといったことではなく、単に私の働き方に問題があったのだと思っている。
長く働けば働く程、やり方は複雑化し、なかなか変化を受け入れにくくなってくる。
もし、前職の私に言ってあげられるとしたら、「働き方改革をしなさい。」と伝えたい。
きっと見える世界が違ってくるから。