WEBプログラマーがガス屋さんになったら

ITからガスへ。業界に一風吹かせようと奮闘中。

久しぶりの投稿

大分さぼってましたね^^;

しばらくバタバタ続きだったので更新してませんでした><

一回休むと復活はしんどいですね。。

 

さて、バタバタしていたのにもそれなりに理由がありまして。

 

一般のガスのお客様は、まず意識することはないと思いますが、LPガスの販売はある一定の規模(70戸以上)の供給になってくると、適用される法律が変わってくるのです。

ざっとしたイメージ

LPガス(一般のご家庭、中程度までのマンション)

LPガス(70戸以上の団地、マンション)

③都市ガス

 

といったところでしょうか。

なので、我々のような小規模なガス会社は①の範囲で事業をしていることが多いのですが、少し大きなお話を受けようとすれば②の事業を開始しなければならないのです。

ガス事業法が改定される前までは②は「簡易ガス事業(簡ガス)」と呼ばれていました(今もこの呼び方の方が話は通りやすいです)。

 

で、今回②の依頼が来たのですが、これがまた申請等々もろもろ手続きが必要でして。

必要な免許も違うので、頑張って勉強して免許も取得し、ようやく申請までこぎつけました^^;

 

ガスの自由化、なんてことを耳にした方も多いと思いますが、この自由化が適用されるのは②と③です。

①のお客様は、そもそも任意でガス会社を選ぶことができるのです。

③の自由化は、地域差はありますが徐々に始まっています。

 

今回は②の申請なのですが、正直②の取扱いは法的にも微妙な立ち位置かなと感じます。

③の事業者(大手都市ガス会社)は、そのまま「ガス小売事業者」となりますが、②は「みなしガス小売事業者」となっています。

「みなし」には、色々な規制がついてきており、自由化は実質ほとんど始まっていません。

というのも、仮に②が自由化されたとしても、ガス会社を変更するにはマンション1棟丸ごと変えないといけないので、オーナーの意思と切替先のガス会社が供給設備を買い取るなどの初期投資が必要となり、頻繁に起きるようなことではないのかと思われます。

そのため、料金が自由化されたとき、不当につり上げる業者が出て来てしまうことを予測してか、「みなし」には料金体系の監視がつけられたままになっています。

 

ちなみに、③は同じマンション内でも1戸ずつ違うガス会社と契約ができる(予定?)ので、競争原理が働きやすいため、こういった監視はついていません。

 

今回我々は②の事業でのスタートなのですが、新規の登録なので「みなし」はつかないそうです。かといって、料金を高くつり上げるわけではないですが(笑)

 

ガスの自由化、われわれももしかしたら参入できるようになれば色々なサービスが展開できるので面白いと思うんですが、どうなることやら^^