台風で太陽光パネルが飛ばされてる姿はテレビで見たこと無いぞ
私のようなガス業界に携わる立場の者が言うとネガキャンと捉えられてしまうかもしれない。
しかし、太陽光発電、でかいバッテリーを積んだハイブリッド車は、絶対に私の生活に取り入れないと、この業界に入る前決めていた。
まがいなりにも大学で電力を専攻した上で、固定買取制度のうさん臭さを感じたし、重い車を動かすことはきっとエコにはならないと考えたからである。
現政権に現状の責任を問うのは酷かもしれない。
時の管政権が始めてしまったFITは、今になって太陽光発電事業者、電力会社の首を絞め始めているように見える。
ZEHなどと耳障りのいい基準を設けて太陽光発電を継続普及させようとしていることはいかがなものかとは思うが。。
時に「エコ」とは都合よい謳い文句として使われてしまうようだ。
我々ガス業界はエネファームやエコジョーズがエコだと謳う(実際そうだと思っている)が、「オール電化はエコ」と謳われることもある。
コンロを例にすれば、IHであればフライパンに伝わる熱伝導率がガスコンロより高い、目の前で燃焼しないからCO2を出さなくてエコだ、という主張がある。
ガス屋視点で言えば、熱伝導率は確かにそうかもしれないが、CO2に関して言えば発電所でそれ以上CO2出してるのだからエコではない、となる。
私は大きい視点で見た時、ガス業界の方に分があると思っている。
こういった言い合いをしたとしても、消費者心理として実際は「エコ」より「お得さ」を選択されてしまう。
「エコ」はきっとおまけのようなものだ。
オール電化を選択した時に、「お得だし、しかもエコだ」と思う程度であろう。
大多数がその選択をした時に、本当にエコなのか?といった視点で個人が考えることはまずない。
その選択をしてしまう人を責めたいわけではない。
こればっかりは、国がどのようなエネルギー方針をとるかに委ねるしかないのが現実だと思う。
だからこそ、国は客観的な事実を国民に伝えて欲しいと切に思うのだ。
私はオール電化を始め、電力をエネルギーの中心と据えるのであれば、原発は必須であると考える。
しかし、国としては太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの割合を増やそうとしている。
これは本当に正しい方針なのか、判断できる客観的な事実を伝えて欲しいと思う。
今回の台風で相当数の太陽光パネルが飛んだと聞く。
ネット上に多数の画像があがっている。
これは一部の例外的な事故なのか?それとも全国的に起きるものなのか?
日本で台風が全く通らない都道府県はないだろう。
「再生可能エネルギー」という名称は、いかにも「エコ」なイメージを抱かせる。
しかし、実際はどうであるのか?
太陽光パネルの中には、そのまま廃棄できないような重金属が含まれるものもあると聞く。
今回駄目になったパネルはどの程度環境に悪影響を与えてしまうのか。
私自身がそもそも太陽光発電に懐疑的であるため、偏った見方をしてしまいがちなのかもしれない。
しかし、この太陽光パネルによる被害をマスコミはきれいさっぱり取り上げない。
映像としてテレビで見ることもない。
だからこそ、何か知られないように隠しているのではないかと変に勘ぐってしまう。
多分私の見方は偏っていると思う。
だからこそ、このことについて客観的な事実をそろえて議論を深めて、私のような偏屈者をそこそこに納得させて欲しいと思う。
とりとめのない文章で読んでいただいた方には申し訳ない。
最後になってしまったが、今回の台風・地震で被害に合われた方がいち早く正常な生活に戻れることを心よりお祈りしております。