WEBプログラマーがガス屋さんになったら

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【気体別】ガス屋さん的な注意喚起です

気まぐれに更新していて申し訳ないです。汗

 

さて、先日お客様先でガス屋的な注意喚起をしておりましたところ、意外とお客様も理解されているようで理解されていない方が多いのだなと、注意喚起の必要性を思い知った次第であります。

 

そこで、一度気体の性質別にその危険性を注意喚起したいと思います。

 

都市ガス・LPガス(プロパンガス)~ 「燃える危険」

・可燃性(火を近づけると燃える)

・くさい(ちょっと漏れると気付く)※

・毒性無し(吸い込んでも害はない)

・主にガス配管の接続部、ガス元栓の誤開放(主に業務用)で漏れて事故につながる

・都市ガス:空気より軽い(警報器は上の方設置する)

LPガス:空気より重い(警報器は下の方に設置する)

・発生した場合は、窓を開けて換気をしガス屋さんに連絡をする(電気スイッチ等は発火元になるため入切しない)

※制汗スプレー、殺虫剤、消臭スプレーなどで利用されているLPガスは無臭のため注意が必要(先日の札幌の爆発はこれです)

 

一酸化炭素(CO) ~ 「吸い込む危険」

・におい無し(無臭のため警報器無しでは気付けない)

・毒性あり(0.3%程度で死の危険あり)

・燃焼不良(酸素不足)を起こした時に発生する

・空気より軽い(警報器は上の方にある)

・屋内の湯沸し器が特に注意が必要

・事故予防としてはCO警報器の設置が効果的である。また普段から換気をすることが望ましい

・発生した場合は(気付いた時点で)重大事故に繋がる可能性が極めて高い

 

ガス屋さん的に啓発しているのは、大体こんなところです。

特にCO中毒は即死の可能性が高いわりに、無臭なのでたちが悪いです。

もし、こちらをご覧になった方は是非火の取扱い時に気を付けて頂きたいと思います。